2006年1月27日(金)多摩大学ルネッサンスセンター(品川)にて、特別フォーラム『発信する地域』第3回を開催いたしました。
テーマは「IT支援・官民事業マネージメント」で、講師はリスネット会員でもあるネットショップビジネススクールのプロフェッショナル・(株)サポタントの床美幸氏でした。

第1回、第2回に引き続き、とてもご好評をいただき、実のあるディスカッションをすることができました。
ありがとうございました!

当日の会場の様子、参加者の感想などをご紹介します。

プログラム、講師紹介は、こちらをご覧ください。


フォーラムの様子  フォーラムの様子
半円形で、ディスカッションしやすい形式にて開催。みなさんに、必ず1回は発言していただきました。


●呉大学社会情報学部(中北研究室)中北宏八さんの感想

貴重な情報収集の機会をいただき、ありがとうございました。
床さんの優秀さにまず感心。床さんの指導を仰げば、大学の講義は魅力的になり、朝日新聞などのカルチャーセンターも黒字経営が出来るだろう、と思いました。(カルチャーセンターでうまくいっている所は少ないはずです)
そして、「北のフードソムリエ」(特別フォーラム第1回)でも感じたことですが、ネットを実際に収益に結び付け、「地域が豊かになる」ことに貢献していることに感心しました。

●千葉県船橋市役所 後藤さんの感想

本当にありがとうございました。で、二つほど、感想と考えです。

1 うりうり教習所(感想)
私自身うりうり教習所に入りたいと思うほどです。なぜならば、地元商店街の売上に寄与するには、と考えればです。私のWeb技術自体の向上、物を売るという商売のノウハウは知りたい。だから機会を見出して研修に参加しなければと思いました。大変有意義なフォーラムでした。また、懇親会ではいろいろアドバイスをいただき、貴重な体験でした。また、お会いできればと存じます。

2 協働(考えたこと)
私事ですが、行政と市民との協働については、「パートナーシップ」でなければならないと思考しました。なぜならば、「大阪産業創造館」と「うりうり教習所」との事例はまさに「パートナーシップ」だと評価した次第です。これは協働といってもいい。なぜかというと、相互に対等であり自立的である点を評価するものです。つまり、上下関係を持ち込んでいません。

このように行政側がしっかりとしたポリシーを持っていればいいのですけれど、そうではなく上下関係を持ち込んでしまうと、パートナーシップはなくなり、行政の下請けになってしまうということです。せっかくのものが死滅します。多くの失敗は、このあたりではないでしょうか。
行政職員の固有の役割とはパートナーシップであるべきだという結論です。

こんなことを考えつつ・・・今後ともよろしくお願いいたします。


交流会の様子  交流会の様子
交流会 (左:床さん)


●(財)東京都中小企業振興公社 岡部さんの感想

床社長の経験談、行政として大変役に立ちましたが、大阪のように東京都が変わるには大変なエネルギーと時間が必要だと実感しました。
また民間へのアウトソーシングは効率的になるとは思いますが、行政は利益追求や即効性追求だけを追うわけにはいきません。行政の根幹はより望ましい社会の実現ですから、個々の自由や利潤追求を擁護・支援する以上に、よりよい社会実現のためにたとえ大衆が望まなくとも抑制や誘導を必要とする場合が非常に多いのです。

個の生活満足と社会の平安や世界経済での生き残りなどをすべて満たすためには、民間に委ねるわけにいかない部分がたくさんありますが、残念ながらその全貌を見通す政官人が見あたらなくなり、社会(経済政策も含め)が混迷を極めております。
これまで通産(現経産)省キャリアが(本人の出世のために)行ってきた新事業創出や産業構造転換、街作り施策等々がことごとく失敗していながら、さらに屋上屋を重ねている現実からそれは容易に推察できます。
 役人のプロ意識向上や民間誘導のための高尚な能力、危機的日本への憂慮が今もっとも求められているのではないかと実感した次第です。


●千葉中央銀座商店街 作川章子さんの感想

テーマは「IT支援・官民事業マネージメント」ということでしたが、大阪産業創造館の仕組みそのもののお話が聞けたことが大きな収穫でした。
自分が日頃感じている行政に対するいままでの概念からだと、大阪はすごーく先を行っているなー、と思いながら聞いていました。

でも、床さんが独立された後にも、行政が絡むにしてはずいぶん高いと思われる受講料のセミナーをやろうとしたときに、行政の方が「これだけのことを市でやる必要がありますかね?」とひるんでいても、床さんが「1回だけやらして!」と言ってやったら大成功で、その後今もうりうり教習所が続いているということからも、地域によらず、やる気のある人がいるか、いないか、が最大のポイントなんだよなー、結局、と感じました。

とはいえ、大阪産業創造館のここがよかったっていうのはどこですか?という質問の答えが「すべて任せてくれたから」だったので、行政側のポイントは、どこまで腹をくくって任せられるか、というところになってくるんでしょうか。

床さんには、「一店でも」「一人でも」結果が出てくれば、地域は盛り上がるもんだといつも励まされております。今回も、一貫してそんな言葉が聞けて本当によかったです。
どうもありがとうございました。


交流会の様子  交流会の様子
交流会


●地域情報化研究会 主査、国際大学GLOCOM教授 丸田一さんの感想

床さん、面白い話しをありがとうございました。
話が面白いというのは、床さんの人生が面白いということだと思います。想定外の~ という方をもう少し聞いてみたかったです。
次回フォーラムにも、たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。

●リスネット代表:長坂の感想

床さんのお話は、本当に歯切れ良く、面白く、時間とおしで床さんのお話を聞きたいとさえ思いました。今回、私のQ&Aインタビューでは、床さんの事業内容の基本を、分かりやすく聞き出し、ディスカッションの部に繋がるQ&Aにするよう心がけました。

このフォーラムの特徴は、登壇者の一方的な講演時間はいたって短く、Q&Aインタビューで基本を聞き出し、その後のディスカッションでケースを深く掘り下げつつ、ご参加のみなさんお一人お一人が、ご自分なりの気づきを得ていただくことだとも思っています。
第1回、第2回の開催と同様に、今回も、ご参加のみなさまの的を得た質問のおかげで、地に足の着いたディスカッションができたのではないかと、感謝しています。

床さんご自身にも、ご自身の事業を、客観的に見つめる機会になったと感じていただけたようで、主催者としては、こんなに嬉しいことはありません。

フォーラムのタイトルやテーマ名から、やや堅い内容だとお感じの方がいるかもしれませんが、実際には、(掲載写真のように)とてもフランクな会ですので、次回以降も、たくさんの方にご参加いただけるように努力していきたいと思っています。

●国際大学GLOCOM 石橋啓一郎さんの感想

現場の生々しい話を含めて、床さまのノウハウをお聞きできてとても参考になりました。進めていらっしゃる事業が、何重にも床さまのやっている事業にプラスになって返ってくる仕組みになっていることが印象的でした。やはり現場の経験を集約した結果を通じて生まれてくるビジネスモデルは迫力がありますね。

今後も、ぜひ参加させていただきたいと思います。よろしくお願いします。


交流会の様子  交流会の様子
交流会